第九

この曲がウィーンで発表(初演)されたのは
1824年。

当時54歳になっていたベートーヴェン
でしたが、ずいぶん前から難聴に
苦しんでおり、「第九」の作曲時は
ほとんど耳が聞こえていなかった
いいますから驚きです。

初演の時にもステージには上がりましたが、
指揮は他の人に任せており、
曲が終わってもまったく気がつきませんでした。

近くにいた女性の歌手が
ベートーヴェンを客席のほうに
振り向かせましたが、
彼が見たものは熱狂的に拍手をする
たくさんの聴衆でした。

日本では「第九」といえば年末を
イメージさせるものですが、
国外ではどうでしょうか。

もともと「年末に第九を」という
アイデアが芽吹いたのは1918年のこと。
第一次世界大戦が終わって
平和を願う声が高まった頃に、
ドイツのライプツィヒで始まり、
その後は名門オーケストラである
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス
管弦楽団が、毎年の大晦日に
「第九」を演奏し続けてきました。

日本では第二次世界大戦後の
1947年(昭和22年)、
日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)が、
12月に3日連続の「第九コンサート」を
行って絶賛され、年末に「第九」を
演奏する習慣へと受け継がれています。

恒例となった年末の「第九」には
多くの聴衆が集まりましたが、
まだ戦後の混乱期を脱していなかった
時代ですから、オーケストラにとっては
安心して新年を迎えるための臨時収入に。

さらには「うたごえ運動」を背景として
合唱が盛んになり、アマチュア合唱団が
「第九」を歌い始めます。
コンサートには合唱団員の家族や
友人たちが駆けつけたためチケットが
売り切れることもしばしば。
こうした状況が功を奏し、
年末の「第九」が完全に定着したと
言われています。

(チケットぴあホームページより)

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