ピアノソナタ第1番op2ー1
1792年7月、ロンドンからウィーンに
戻る途中でボンに立ち寄ったハイドンに
その才能を認められて弟子入りを許され、
11月にはウィーンに移住し(12月に父死去)
まもなくピアノの即興演奏の名手
(ヴィルトゥオーゾ)として広く名声を博した。
しかしハイドンの施した指導はベートーヴェンの
期待に答えるものではなかった。
その後ハイドン門下を飛び出して
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーや
アントニオ・サリエリらに師事した
ベートーヴェンであったが、
1795年にハイドンがイギリスへの
演奏旅行から帰国すると同年に完成した
3曲のピアノソナタをかつての師に
献呈したのである。
この3曲が作品2としてまとめられ、
翌1796年にウィーンのアルタリアから
出版された。
(Wikipediaより引用)
この曲はフラット4つのヘ短調で
作曲されています。当時は珍しかったそうです。
ベートーヴェンの独創性、個性でしょうか。
さらにソナタは3楽章が一般的ですが、
4楽章で構成されているのも珍しいですね。🙂
1楽章の出だしのアルペジオが印象的です。🎶
短調ですが、冒頭が歯切れの良いアルペジオ
なので暗い感じはあまりしないように思います。
2楽章がとても優雅な感じがしますが、
何かうちに秘めた熱いが溢れそうな
思いを感じます。
3楽章のカノンや、ポリフォニーのような追いかけっこや、掛け合いの旋律が美しいです。
4楽章は3連符の伴奏から始まって、メロディは突然強くて、激しい和音から始まりがらりと雰囲気が変わりますね。思わず居住まい、姿勢正して
耳を傾けてしまいます。
もし興味あればお聴きくださいね😊
三人のピアニストを添付しました。
3番目のピアニストは弾いている手が見えるので、それもお楽しみいただけます。😊
長い指に、自由自在の大きな手、なんだかピアノと鍵盤自体が小さく見えます。
弾いているとき、ただ鍵盤を軽く触ってるだけのように見えるのに、美しい音が次から次へと紡ぎ出されていますよ🎶
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